講座/Photoshopのシェイプ等(ほぼ)ベクターで魔法陣作成1/3

【イラスト01_キャラクター】バックにある魔法陣の作り方。
キャラクターの絵は既出の通りCLIP STUDIO PAINTで描いていますが、魔法陣はPhotoshopで↓のようなシェイプをはじめとしたベクターデータで図案を作成し、拡縮しても劣化しないようにしています。
※注意:文字のフチドリ等一部は選択範囲→パス化を利用しており美しく無いかもしれません。
 Adobe Illustratorならもっと手数が少なく且つ美しく出来るかと思いますが、Photoshopでの方法を説明します。
最終的にこの図案に対し変形やレイヤー効果を適用し仕上げています。
d016_0

以下の作業はPhotoshop CC 2014で行っていますので、
今回に限ったことではありませんが、バージョンが違うと出来ない機能もあると予想されます。
特にシェイプ関係は、CS6やCCでそれなりに便利機能が増えたのでそれが多いかもしれません。
(「ストローク(線)」の調整や属性パネルによって大きさや角丸の再指定が出来たりと、一部Illustrator的な感じになりました)

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適当な寸法(今回はキャラ絵と同じで作業しています)でカンバスを新規作成し、楕円形ツールd016_icon0で任意の位置と大きさの正円のシェイプで作ります。
1-1.
Shift+ドラッグで縦横比1:1の固定で作れますが、カンバスをクリックして作成ダイアログを開くか、適当にドラッグして楕円をつくり後から属性パネルまたはオプションバーでW(横、Width)とH(縦、Hight)を同値にしても良いです。
ちなみに私はWidth=ウィドス、Hight=ハイトと呼んでいます。
d016_1
▲正円のシェイプを作成。見やすくするために「塗り」のカラーを適宜設定しています。

d016_2
▲シェイプの属性パネル。表示されていない場合はアプリケーションメニューのウィンドウ>属性で表示。
 サイズや配置の他に、長方形のシェイプ(パスでも)なら角丸のRの指定もできます。

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シェイプをカンバスの上下左右センターに移動させます。
大きさの指定とは違い属性パネルのXY座標指定ではやりにくいので、移動ツールd016_icon1のオプションバーの項目を利用します。
2-1.
Ctrl+Aでカンバスすべてを範囲選択した状態で、
動かしたいシェイプのレイヤーが選択されていることを確認し、オプションバーの「垂直方向中央揃え」と「水平方向中央揃え」ボタンを押します。
d016_3

d016_4
▲正円のシェイプの位置がカンバスのセンターになりました。

3

シェイプの複製や操作をし、リング状にします。
これが魔法陣の一番外側の円になります。
3-1.
シェイプレイヤーを複製します。
元をシェイプa、複製をシェイプbとし、属性パネル(orオプションバー)を使いシェイプbをaより少し小さめの大きさに(ここでは直径-14px)します。
正確なピクセル値が欲しかったのでこのように入力していますが、Ctrl+Tで自由変形でもいいです(ドラッグしてアバウトに変更や、そのオプションバーによってパーセンテージで変更ができます)
変形の後、[2]の要領でセンターに移動します。
d016_5

3-2.
シェイプbをパスコンポーネント選択ツールd016_icon2(A)で選択し、Ctrl+Cでコピーし(シェイプbレイヤーが邪魔になるので非表示にして)シェイプaレイヤーを選択し、そこにCtrl+Vで貼り付けます。
このときのシェイプレイヤー内のシェイプの重なり関係は、aが背面でbが前面になっています。
※ラスターレイヤー(通常のレイヤー)と違いベクターレイヤーはそれ内のシェイプやパスに前面背面関係があります。
d016_6
▲同一シェイプレイヤー内では別々のカラーは持てないので、貼り付けた時点でbはaのカラーになります。

3-3.
シェイプbが選択されている状態のまま、オプションバー若しくは属性パネルの「パスの操作」の「前面シェイプを削除」を選び切り抜きます(aをbの像でマスクしたような形になります)
d016_7
▲シェイプaがシェイプbの形に切り抜きされ、リング状になりました。
 ※この状態でもaとbは別々のシェイプです。bを選択して移動すると切り抜きも移動し三日月のような形にも出来ます。
 「パスの操作」の「シェイプコンポーネントを結合」することによって、シェイプからパスになりはしますが一体化できます(複雑な形を作るときは何度かこの結合と合成を繰り返していきます。今回は比較的単純なので次回触れる模様部分以外では利用しません)

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作成したリングの内側にさらにリングを作っていき、
幾つかの大きさの異なる円で構成された(同心円)図形にしていきます。
4-1.
[3-3.]で非表示にしたシェイプbのレイヤーを表示し、それを縮小し前述の要領で小さいリングをつくります(細かい大きさにこだわらないなら、既にあるリングのフォルダをコピーし自由変形させて作っても構いません)
これを適宜繰り返し、以下の様な形に仕上げます。
d016_8
▲大きさの異なる同心円のリングとそのレイヤー構成。

次に文字を入れていきます。【講座/Photoshopのシェイプ等(ほぼ)ベクターで魔法陣作成2/3】に続きます。

asobi_pic